1950-03-17 第7回国会 衆議院 厚生委員会 第14号
この朝鮮人癩患者は、その風俗習慣が日本人と異なり、言語の理解が不十分であるために、しばしば意思の疏通を欠くことがあるのであります。そのために療養所の運営に支障なしとしませんので、これは本人たちの希望もございますので、なるべく早くこれを本国である朝鮮に送り返すような処置が講ぜられなければならぬと考えるのであります。 なお詳しく申し上げるといろいろございますが、これをもつて概略の御報告といたします。
この朝鮮人癩患者は、その風俗習慣が日本人と異なり、言語の理解が不十分であるために、しばしば意思の疏通を欠くことがあるのであります。そのために療養所の運営に支障なしとしませんので、これは本人たちの希望もございますので、なるべく早くこれを本国である朝鮮に送り返すような処置が講ぜられなければならぬと考えるのであります。 なお詳しく申し上げるといろいろございますが、これをもつて概略の御報告といたします。
現在朝鮮人癩患者は、一療養所に約四、五百名くらい收容せられておるのでございまするが、戰前朝鮮の小鹿島にありました約六千名の癩病患者は、終戰と同時に日本人職員が引揚げたのを機会に、全部これが脱出をはかりまして、この脱出いたしました六千名の癩患者の大部分は、あらゆる手段を講じて、日本に向け多数密航してきたのであります。